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安全運転管理者・副安全運転管理者とは

安全運転管理者は何をするの?
安全運転管理者の役割は、
 ・運転者の適性などの把握
 ・運行計画の作成
 ・安全運転の指示とドライバーの健康チェック
 ・車両の日常点検整備
 ・ドライバーへの安全運転指導
など(道路交通法施行規則第9条の10)です。
車が何台になったら安全運転管理者の選任が必要なの?
 ・「定員11人以上の自家用自動車」(マイクロバス)だと1台以上
 ・その他の自動車は5台以上(大型・普通自動二輪車1台は0.5台で換算)
の事業所は「安全運転管理者」の選任が必要になります。

また、それよりも車が多くなると
 ・20台以上の自動車を使用している場合は、20台につき1名の「副安全運転管理者」の選任が
  必要です。
ただし、自動車運転代行業者は、上記の条件に関係なく、営業所毎に安全運転管理者を選任し、副安全運転管理者は10台ごとに1人選任する必要があります。

ワンポイント
 ・「大型・普通自動二輪車1台は0.5台で換算」とは、大型・普通自動二輪車2台をその他の自動車1台と考えるということですから、自動二輪車が10台あると安全運転管理者の選任が必要になります。この場合の自動二輪車とは、原動機付き自転車を除く二輪車となります。
副安全運転管理者の「20台につき」とは、20台を超えて39台までは1人、40~59台なら2人、60~79台なら3人という風に車の台数に応じて増えていきます。
何か資格が必要なの?
選任基準は、道路交通法施行規則第9条の8に決められていますが、「安全運転管理者」については、
 ・20歳以上(使用自動車が20台以上の事業所では30歳以上)
 ・運転管理経験が2年以上
 ・過去2年以内に一定の違反行為をしていないこと
「副安全運転管理者」については、
 ・20歳以上
 ・運転管理経験が1年以上又は運転経験が3年以上
 ・過去2年以内に一定の違反行為をしていない
の要件が必要で、次の場合には選任してはいけません。  
・公安委員会の解任命令により解任された日から2年を経過していないもの 
・過去2年以内に一定(下記)の違反行為をしたもの 
  ひき逃げ、酒酔い運転、酒気帯び運転、麻薬等運転、無免許運転、酒酔い・酒気帯び運転者への車両・酒類の提供、酒酔い・酒気帯び運転車両への同乗、酒酔い運転等(酒気帯び運転、麻薬等運転、過労運転、無免許・無資格運転、最高速度違反運転、積載制限違反運転、放置駐車違反)の下命・容認、自動車使用制限命令違反
本社と支店があるんだけど、本社で届ければいいの?
「府令で定める台数以上の自動車の使用の本拠ごとに」と決められていて、実際に車を使用しているのであれば本社はもちろん、支店、営業所でも条件に合致すれば、支店・営業所ごとに安全運転管理者・副安全運転管理者を選任しなくてはなりません。
誰が届けるの?
安全運転管理者・副安全運転管理者の選任などの届出は、「自動車の使用者」とされています。
通常会社の責任者と言うことですね。
また、「自動車の使用者」は公安委員会が行う安全運転管理者に対する講習を受けさせなければならないとされています。
どんなときに届出が必要なの?
安全運転管理者・副安全運転管理者を選任したり、又は解任したとき、届け出した際の記載事項に変更があったときです。
届けなかったらどうなるの?
違反した場合、処罰(5万円以下の罰金)されることがありますので、速やかに届けるようにして下さい。
届出は、どのようにすればいいの?
安全運転管理者・副安全運転管理者を選任したら、選任又は解任した日から15日以内に管轄の公安委員会(警察署)へ届出書面を揃え、届出する必要があります。
届出を受けて公安委員会が適正だと判断すると、安全運転管理者証・副安全運管理者証が交付されます。
届け出書類について、詳しくは県警のホームページや警察本部交通企画課又は最寄りの警察署に確認して下さい。
どこに届けるの
管轄の公安委員会への届け出としていますが、実際にはお近くの警察署に届けることになります。
「安全運転管理者講習」って何?
自動車の使用者は、公安委員会から安全運転管理者等について講習を行う通知を受けたときは、講習を受けさせなければいけないと決められていて、その講習を「安全運転管理者講習」といっています。
どうすれば「安全運転管理者講習」を受けられるの
毎年公安委員会が、安全運転管理者講習を計画して、届け出した企業に対して講習の開催について通知するので、指定された日時、場所で講習を受けることになります。
なお、講習には講習手数料を県証紙で納付しなければいけませんので、注意して下さい。通常は講習会場でも販売しています。
安全運転管理者講習はどんなことをするの、何時間ぐらいかかるの
安全運転管理者講習の内容は、交通事故の状況や交通事故防止に関すること、安全運転管理者の業務について、6時間程度の講習が行われます。